おめでとうとありがとうが溢れるこの場所で・・・

今日は結婚披露宴の司会のお仕事でした。

昨年の秋ぶり・・・。

コロナ禍ということもあり
結婚式を延期されたり
縮小されたりしながらも

この佳き日を迎えようと準備をされてきた
新郎新婦に最大の敬意をもって司会台に立ちました。

 

(これは今日の写真でないです・・・笑)

 

 

今は助っ人的な立ち位置でお仕事をお受けしていますが
わたしはダンススタジオを立ち上げる前から
司会の仕事をしています。

これまでに門出を祝ってきたカップルは何百組いるんだろう・・・。

友達の結婚式でも何回もマイクを持たせていただき
弟の結婚式でも喋らせていただきました。

 

結婚披露宴の司会のお仕事って
結婚を決めたふたりの最高に幸せな姿を披露する場でのお手伝い。

・式場はどこにする?
・日取りはいつにする?
・どなたを招待する?
・招待状は自分たちで作る?業者にお願いする?
・席次表はどうする?
・お料理はどのコースにする?
・引き出物はどれにする?
・どなたに祝辞をお願いする?
・乾杯のご発声はどなたにお願いする?
・衣装は何にする?何色にする?
・会場装花は?ブーケは?
・ウェルカムボード作る?
・ご列席者にメッセージを書く?
・シーンで使う音楽は何にする?

などなど
決めることがたくさんある中で

 

司会者は言ってみれば
そのラストを飾る最も晴れやかなシーンを彩るためのお手伝い。

・シーンによっての台詞の言い回しや声色
・ご列席者で出番のある方へのご挨拶と確認
・音響スタッフとの音のタイミングの打ち合わせ
( ↑ 特にこの音のタイミングはサビの盛り上がりで・・・とかイントロ後の歌い始めで・・・とかご要望も多いから、とてもワクワクするんです。緊張を通り越して、本番一発勝負やるっきゃない!)
・お料理の進み具合を確認しながらの進行
・お庭のある会場の場合、お天気をみての判断

とにかく
たくさんのチェック機能を瞬間瞬間の判断に委ねられます。

 

わたしはこの世界に入って
とてもやり甲斐を感じ
この世界こそがわたしの天命だと感じている時期もありました。

 

それは、ご列席者の方から
よく、というかわりと高い確率で

わたしの声を褒められます。

これ、あまり自分では認識できない部分でもあるのですが
ピラティスの生徒さんにもよく言われます。
「先生の声に癒されます。雰囲気がいいんです」って。

ありがたいお言葉です。

その声を褒められるようになってから
いや、司会の仕事を勉強するようになってから

『言葉で想いを伝える』って
なんて素敵なんだろうと思えるようになりました。

それまでは、言葉に対して
あまり深く考えてなかったかも・・・って思えるほど

言の葉という表現に魅了されていきました。

 

今は、生活スタイルも変わり
家族との時間や
他にも自分のやりたいことの幅が広がってきた=そちらに仕事の重きを置いたことにより

ほんのわずかな司会のお仕事を仰せつかることにしています。

だからこそ
司会者としてデビューした当時の気持ち=初心に返り

とても新鮮な気持ちで
本番の結婚式に臨むことができています。

 

 

学校の事務員をしていた頃
自分になんのスキルも要されない
その退屈さと同時に

”自分には価値がない”

と思うこともありました。

 

『人は環境によって
人生を変えることができる。』

ならば、環境を変えよう!

と、

当時、友達の披露宴に出席させていただくたびに
踊らせていただいてきた経験から
司会という仕事があることを知ることになりました。

 

人が一番幸せを感じる絶頂の場で
そのお手伝いができるこのお仕事は

陰であり
ひなたであり
様々なお役目を仰せつかる場所だと感じたんです。

 

ダンススタジオの生徒さんの親御さんの
披露宴司会をしたという事実を
お互いに数年経ってから知ったということもありました。
ご縁の繋がりに感謝しかありません。

 

披露宴司会は
その名の通り
その場を進行する役目ですが

わたしはそれ以上に
結婚を決めた新郎新婦のエピソードを紹介したり

ご縁のある方々をご紹介したり

その方たちの繋がりを通して

人生の物語

という

最高のストーリーを見させていただける
貴重な学びの場だと感じています。

 

親の子に対する想い。

子の親に対する想い。

友達からのお祝いの気持ち。

上司や同僚からの期待。

ご親族からの成長を喜ぶ想い。

 

様々なご縁のある方からの祝福が降り注ぎ
それを受けた新郎新婦からの
心からの感謝が伝えられる

この会場の一体感。

 

人が幸せになる輝いている姿を見ることで
そのエネルギーを分かち合い

『明日からわたしも頑張ろう!』

と思える

特別な空間だと感じています。

 

「おめでとうとありがとうが溢れたこの会場で・・・」

って

クライマックスに向かうシーンの台詞がわたしは大好きです。

 

その二つの言葉こそが
人間として生かされている
最も価値ある言葉だとも感じています。

「ありがとう」って
素直に言える人って素敵だなって思いませんか。

 

特別な日だから言える「ありがとう」と

日常的に言える「ありがとう」って

またちょっと意味合いも違ったりする。

 

 

今日も「ありがとう」が素直に言える自分でありたいですね!

 

 

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