フレンチトーストの優しさ

時折、思い出す光景があるんです。
小学生時代に
母に教えてもらったフレンチトースト。
たまごと牛乳を溶いた中に
食パンをしめらせて
フライパンで焼く。
とってもカンタンな料理ですが
当時の私には、なんか特別な味だった記憶・・・。
時を経て
そのレシピを娘にも伝えました・・・1年か2年くらい前かな〜。
先日、エネルギーが高くなくて
体調も優れなくて
学校をお休みした娘。
そんな時に
母は、どんな言葉かけをしてあげれば良いか・・・。
今までの経験から
余分なことは言わず
”優しく包み込んであげることだけ”
ってわかってるから
学校のことにも
勉強のことにも触れず
何か楽しくなることを提案!
すると・・・
娘から
「久しぶりにフレンチトースト食べたい!」
ってリクエスト。
私「はい!もちろん喜んで!!」
と
普段、我が家には常備していない牛乳を買いに行きました。
帰宅すると
着替えて髪を軽く結んで
キッチンでたまごを溶く娘がいました。
そこから母娘でのキッチンタイム。
何気ない時間だけど
そこに
言葉にはならない
お互いを思う気持ちが溢れているのを感じました。
語らずとも伝わる関係になれたのは
ほんと、ここ最近。
気持ちにゆとりができるって
そういうことなんだって感じます。
それはノート1枚あればカンタンに手に入る
『感情の解放』なんだと
出来上がったフレンチトーストを食べながら
娘の姿をぼんやり眺めている時
確信に変わったんです。
ここ数ヶ月、なんもイライラしてない。
良い意味で、身体に力が入ってない。
リラックスの状態。
感謝しかない。