できる前提で関わると決めたあの日。親としての反省がチャンスになった。

未来を見ることが
あまり上手でなかった
過去の私に伝えてあげたい!

 

今日はそんなお話です。

 

『できる前提』

『できない前提』

この言葉を知ったのは
つい数年前です。

 

娘が学校をお休みすることが
断片的に始まった時に
私は、娘に対していろいろな感情をもっていました。

 

なんで行かないのかな?

なんで行けないのかな?

昨日は行くといったのに、そのつもりで準備していたのに・・・あれ?

もう何日も休んでいるから、ここから行けたらすごいよね。

 

どんなふうに思っていたかを
言語化するのは
今の私には、なかなかなので

このくらいにしておきますが、

 

それはそれは
親としても、心の動きが多くありました。

 

そんな時に
\親子で参加 『自分で決める』時間の使い方レッスン/

を娘と受講しました。

本人はなんのことかさっぱりわかってないようでしたが
浅野夏悠さんが私のスタジオまで来てくださることになったので
どうしても、本物の夏悠さんに会ってもらおう!と

当時、学校はすでに長期で休んでいて
外に出る生活をほとんど送ってない娘を連れていきました。

 

講座に入る前の
今、思えば超簡単な自己紹介タイム。

事件はそこで起きました。
他にも受講生の親子さんがいて順番に自己紹介をしていきました。

娘の番がきました。

(その当時、人にあう回数も極限まで減っていたので
人の前で何かを話すことをとても拒んでいました。
病院にも行けないほどでしたから、初対面の方と言葉を交わすのはカンタンでない状況。)

 

結果、長い沈黙の後
涙をポロポロ流して崩れました。

 

その時、私は
「学校も長いことお休みしているので、こういう場でお話することが苦手です。すみません。」

と、伝えました。

その後は、泣きながらも
なんとか講座を受講できて
それが、後の人生、つまり今の娘には
とても役立っている学びになりました。

 

講座が終わって
娘を自宅に送り
私は、夏悠さんと食事をしながらの会に参加しました。
そこで、事件はまた起きました。

娘がいる場ではなく、大人だけの場で伝えてくださったことも、さすがでした。

 

『自己紹介できるできないは、どうでもよくて
関わる大人が、そのお子さんに対して
できる前提で関わっているか
できない前提で関わっているか
それって、すごい違いだと思うんだよね。
なおちゃんは、娘ちゃんに対してどっちかな?』

 

こんな質問を投げられました。
長い沈黙中
私は、娘とのこれまでのやり取りや言葉かけ。

周囲に漏らす娘の状況のお悩み相談など
たくさんの過去の画像を頭の中で見ていました。

 

自然と涙が溢れてきました。

 

なぜか・・・

 

私は娘に対して
できない前提で関わっている母親だったからです。

 

学校に行けない。

人前で喋れない。

病院にも行けない。

買い物にも行けない。

勉強ができない。

朝、起きてこれない。

夜、寝てくれない。

 

ないないない。

できない、やってくれない。

 

そんなことにばかり
目を向けていたことに気づかされました。

 

そして
娘に対して
本当に申し訳なく
詫びても土下座しても
泣いてもわめいても
どうすることもできない過去に
途方にくれました。

 

その日、私は開眼しました。
”できる前提で関わろう!”

 

手帳にもノートにも
その言葉がたくさん書き込まれていくようになりました。

 

それはなぜか。
その後も、何度も何度も試されるからです。

試されては振り返り
気を取り直しては、また試されて・・・。

年月をかけて繰り返していきました。

 

と、同時に
年月をかけて、できる前提に書き換えていった成果が
今、ようやく花を咲かせてくれています。

驚くほど、素敵なレディに成長している娘に
今では脱帽。

サッと、親を飛び越えていきました。

 

これで完成ということはなく
人生は、いつも途中。
途中の段階です。

 

だから今日も
完成に近づくための途中の1日を

最高にしていきましょう。

 

今日も最高でいきましょう!

 

 

 

 

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