400日物語。願いが叶うってこんなに嬉しいんだ!

春休みが終わり、新年度がスタートしました。
全国的に、ほぼどこの学校も始業式を迎えられたようですね。

娘の学校の近くで見た桜。

 

 

 

我が家の息子も娘も昨日、スタートをきりました。

春休み、1日4時間くらい勉強をする姿があり
新年度に向けて
お休みしていた分を取り戻すかのような集中力だった娘。

生活習慣も、練習を始めていて
寝る時間と起きる時間も
学校生活と同じようなルーティンで
整えていました。

迎えた初日。
始業式に向かう娘に
私は、電車と徒歩で付き合いました。

 

 

お読みくださり、ありがとうございます。

人生の舞台を書き換えられるようにする
Life Stageトレーナーの小澤奈帆です。

 

 

 

学校を長くお休みをしていると
一緒に登校するお友達もいないので
(県内のあちこちから集う学校なので、近所の友達とかはいないのです)

安心して学校に行けるように整えてあげるのも
この学校に決めた家族の責任だと感じています。

25分電車に揺られ
駅から25分ほど歩いて学校に向かいます。
約1時間の道のりは、私学中学に通うお子さんたちには当たり前の時間かもしれません。

 

学校が近づくにつれて
その歩みのスピードが
ゆっくりになっていることも気づいていました。

学校の目の前の交差点に近づくと

「やっぱ無理・・・」

「行きたくない・・・」

出てきました、このセリフ。

 

「ここまで来たから、行けるよ」

「あと10メートルだよ」

何度も声をかけて、応援しました。

中高一貫校なので
高校生の先輩たちが始業時間ギリギリに
駆け込む姿を横目に見ながら

何回、信号待ちをしたことでしょう。

 

いつかの国会で見た牛歩。

進んでいるかいないか、わからないほどの歩幅で
それでも少しずつ進んでいきました。
学校の前で安全を見守ってくれている
どこかの会社から派遣されている保安官さんも
笑顔で見守ってくれています。

 

なんとか信号を渡り
学校の自動ドア前で
ドアが激しく開閉する合間を縫って
校舎内に入ると・・・

高校生たちが慌ただしく階段を駆け登っていきます。

 

その合間を縫って、中学棟の階段下まで辿り着くと・・・
1年生の時の、隣のクラスの担任の先生が
ちょうどいらっしゃいました。

 

忙しそうにされていましたが、

「おはよう。
一緒にクラスまで行く?
行っちゃおう!」

と、半ば強引感もある優しさで
娘の腕を引き、階段を上がっていきました。

 

娘も私も
引き裂かれるような思いで
あっけなく
繋いでいた手を離されて・・・。

 

「終わったら連絡ちょうだいね。
その辺で待ってるね!」

というのが、精一杯の娘へのエールでした。

 

 

階段を進んでいく娘と先生の姿を最後まで見届け
学校を出ようと玄関前まで差し掛かると・・・

 

「ありがとうございます!」

 

とっても爽やかで元気いっぱいの
聞き覚えのある声が

私を振り向かせました。

 

ここ数ヶ月、クラス担任ではないけれど
娘に関わってくださっていた女性の先生でした。

 

先生:「今日、来れて良かったですね。
お母さん、連れてきてくれて
ありがとうございました。」

 

私:「こちらこそ、ありがとうございました。
最後は牛歩だったけど、なんとか来れたからハナマルです!」

 

先生:「ですね、ですね!」

 

先生:「あ、、、、ちょっとフライングしちゃいますけどね。。。。。。
今年度、クラス担任を務めさせていただきます。よろしくお願いします!」

 

その言葉を聞いて
私は、秒で泣き崩れました。

足の力が抜けて、しゃがみこみそうなところを
先生が支えてくださって、背中をさすってくれたほどです。

 

私:「本当ですか?!!!!
ありがとうございます。よろしくお願いします。
校長先生にも、中等部の先生方にも感謝申し上げます」

 

先生:「どういう人事になるか、私もドキドキしていたんです。
でもきっと、こうなると私も信じていたんです。」

と。

 

 

この先生は、娘がこの学校を受験した時に
面接官をしてくださった先生。

 

面接の最後に、
「しばらく小学校をお休みしていたこともあり、
その点の質問をされると構えて、ここに臨んでいますが・・・」

と、私が勇気を出して質問すると

 

「過去のことは考えなくて良いですよ。
今は、未来を見てここに来ていると思います。
これまでのことは、過去です。
今、私の目に映るあなた(娘)は、大丈夫です。よね?!」

と、力強く仰ってくださったあの先生。
(このストーリーは、以前もメルマガで長きに渡り綴らせていただきました。)

 

娘も私も一瞬で虜になった、憧れの先生です。

 

その後、お休みがちになったり
たまに学校に行けた時に

必ず、声をかけてくれて
手紙をくれたり
なんでもないような話をしてくれたり

久しぶりに登校しようとして
学校に着かずに引き返して帰ってきてしまった時は

俊足で駅まで、娘を探しにきてくれたり・・・

とにかく、とてもお世話になっている先生。

 

可愛くてかっこよくて
優しくて厳しくて

どこをとってもパーフェクトヒューマンのような先生が

担任に君臨してくださったのです。

 

これ以上の喜びはない。

 

小学校時代から、お休みが多く
学校生活の思い出が多くない娘にとって

この始業式での担任発表は、
かなりインパクトがある最高な出来事だったかもしれません。

 

先生に深々とお礼と感謝を伝え、

朝の8時半。
まだ始動していないシャッター街の歩道を歩きながら

私は溢れてくる涙を止めることができませんでした。

 

ありがとうございます。

感謝申し上げます。

ありがとうございます。

 

誰に伝えているかもわからないけど
感謝の気持ちしか出てこなかったのです。

 

娘が学校を出て連絡が来るまでの数時間。
久しぶりの一人時間を、あのジャズ喫茶で過ごしました。

 

 

娘と合流すると
「もう、知っちゃってるんでしょ?!」

と、嬉しそうな、先に知られて残念そうな表情。

娘と合流する時に、街のあちこちでカラフルなお花に出逢いました。

 

 

私が先生と話している姿を
お友達が目撃したらしく、たぶん知らされていたと悟ったみたいです。

夜、夕ご飯を食べていると
学校から電話が・・・。
新担任の、あの先生からでした。

 

今日の学校での様子を教えてくださって、
その後の家での様子も教えてくださいと・・・。

 

なんという神対応。

 

またここでも、ひとしきり娘の情報交換をして
電話をきりました。

 

 

夜、娘とお風呂に入りながら1日を振り返って笑いました。

牛歩の娘は、赤ちゃんのようだったけど
今は、中学2年生の顔をしているね、って。

 

そして気づいたのです。

この先生が担任になってほしいって

受験が終わってからずっと言っていたよね、って。

 

そして1年が終わる時にも
担任がこの先生なら良いのに・・・
って言っていたよね、って。

 

叶いました。

400日ぐらいかけて、叶ったドラマ。

だけど、ここがゴールではない。
スタートであることも確認して。

 

最高の2022年度にしていこう!と
二人で誓いました。

 

 

 

 

 

 

皆さんのお子さんの担任の先生は、いかがでしたか?

クラスのお仲間の顔ぶれは、どうだったかな?

 

ここからの1年。
どんどん進化していくお子さんを
全力で応援していきましょうね!

新スタート、おめでとうございます。

 

 

今日も最高でいきましょう!

素敵な1日をお過ごしくださいね!

 

 

 

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