子どもは未来の大人

こんにちは。

静岡県島田市

心と身体に確かな芯をもたらす、マインド&ヘルストレーナーの小澤奈帆です。

 

最近、このブログを書くようになり

一つの言葉をどう表現しようか迷うことがありました。

私の中では、ハッキリと分かっていることなんですけどね。

伝えやすさとか、わかりやすさをとって

簡単な表現をしたことが何度かあるかと記憶していますが

やっぱりしっくりこなくて

時折、自分の中で噛み砕いて考えていることがありました。

 

ダンススタジオのことについて書こうとした時のこと。

 

キッズのメンバーが多いので、

どうしてもそのメンバーたちのことを書こうとすると

 

『子ども』という表現をしなくてはならないのに

違和感があります。

社会的に考えれば、子どもと大人の違いって

多少なりとも、いろいろな場面で遭遇するので、

 

ここに書く内容もまた、

言葉を選びながら書かなくてはならないかも・・・

 

と、少々、緊張感をもっていますが、

 

ここに記すのは、私個人の独自の考え方という目でお読みくださると幸いです。

 

私は、年齢の若い方に対しての表現として

『子ども』という言い方に抵抗があります。

 

特に、ダンススタジオのメンバーに対してなんですけどね。

 

なので、スタジオに通ってきてくれる若い方に対しては

 

『メンバー』と表現することが多いです。

 

大人が未成年の方に対して『子ども』と言うのは、当たり前なのかもしれませんが

 

それって、何か力関係が生じている気がして、

すごく抵抗があるんですよね・・・。

 

それを強く感じるようになったのは、たぶん、私自身の中学校時代。

自分の経験からきています。

 

どの部活動に入部するかを決める時に、なかなか自分で決められなくて

母親に相談したんです。

母は、私の内気な性格(今では考えられないですけどね、根はまだあります)から

文化部でひっそりと部活動に励めば良いと思ったのかもしれません。

何部を薦められたか・・・というのは、もう思い出したくない過去なので

ここにも書きませんが、

 

私はその時、猛烈に反発をして

『私を馬鹿にしているんじゃない?私には能力がないと思っているんじゃない?』って

思ったのを覚えています。

(そう考えたのにも、少し語弊があるかもしれませんが・・・)

 

決められなくて困って困って困り果てて、母なら何か的確なことを教えてくれるかも!と思って相談したんですけどね。今思えば、もうやりたいことは決まっていたんですよね。ただ、背中を押してもらいたかっただけなのに、全く真逆のことを言われて憤ったんだと思います。これは、もう自己解決していることなので、ここで母を責めるみたいな意味合いではないです。

 

その時に、たぶん人生で2回目。

自分の意志で、決めた大きな決断。

決めた部活は、新体操部でした。

ここで、私は踊りの道に入っていくわけです。

このエピソードは、また別の機会に書きたいと思います。

 

で、その時思ったのです。

『子供だからって、歩む人生の決断は、親に決めてもらうものではない』ということ。

親が決めた道は、思い通りに行かないどころか、後悔することもある。

という感覚を、その時、たぶん初めて自分ごととして強く感じました。

 

もちろん、大人は子どもを導いていく責任もありますが、

 

その時の考えが、私の後の人生に大きく響いています。

 

いつも何かを決断する時には、親に意見を聞かずに自分で決めてきたように思います。

可愛くない子どもだったかも・・・。

 

大人になってから読んだ書籍の中で

『子どもは、一個の人格者』という言葉に強く共感しました。

 

若くても、幼くても

自分の意志は持っている。

 

だから、大人に反発してみたり

自分ってなんなんだろう・・・と考える思春期ってくるんですよね。

 

 

という観点から、

私はスタジオに通ってくるキッズの方に対しての表現として

『メンバー』と呼ぶようになりました。

 

メンバーなら、大人も子どもも同じ。

 

『生徒』という言い方も実はあまり好きではなくて

『生徒さん』と表現することもありますが

 

基本的には、『メンバー』。

 

表現の仕方が、簡単ではないなと感じます。

 

 

子どもは、未来の大人。

これは、いつも感じています。

ただ、生まれてきた時代が早いか遅いかだけだし、

お若いとか幼い方でも、立派な考え方や行動をしている方もいます。

 

 

ダンススタジオに通ってきてくれるメンバーも

みんな、それぞれ個性があるし、良さもあるし

その中で、できないをできるようになるための努力や練習の積み重ねをしている。

 

もう、そこには

本人の意志がはっきりとあるわけです。

 

中学校に進学したタイミングで

学校の勉強が大事だから

とか

部活との両立が大変だから

 

って

 

本人が大好きなダンスを辞めなくてはならない選択を迫られていくメンバーを過去、何人も見てきました。

何十人もか・・・。

 

でもそれって、本人の意志でないことが多いなって、切なく思うことが多かったです。

親御さんの、子どもを思う気持ちだよね?!と・・・。

 

人生の中で1番大好きなものは『ダンス』と言っているメンバーが

何かのタイミングで、それをどうにかしないとならないことが起こるって・・・

 

私は、メンバーが伸び伸びと踊る姿を見ていて

その姿が神々しく輝きすぎているから

眩しくて嬉しくて誇りに思っている矢先に

突然の決断をしていく姿を目の当たりにし

 

何度も心が引き裂かれてきました。

 

もう、子どもは子どもではないのです。

 

生まれた瞬間から、未来の大人になっているわけですから

 

できないことのサポートをするのは大人の役割だし責任もあるけど

 

それでも、本人の意志を大切にしていきたいなって思います。

 

 

私は中学の部活を決めたあの時があるから

 

自分の人生は、自分で責任を持つ

 

ということを強く感じるようになりました。

 

 

そんな私も、二児の母になりましたが、

息子も娘も、自分の意志で何かを決める姿を目にした時に

『いいぞいいぞ、その調子』と思えるようになりました。

たとえ、それがうまくいかないことであったり

失敗や、たくさんの涙を流す場面があっても

本人の意志で決めていることに、大きな意味を感じているのです。

 

 

大人の思い通りにいかないのが、子どもです。

だって、未来の大人ですもん。

 

関わりのある周りの大人の方と同じですね。

 

 

 

 

 

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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