個展を開くことになりました!

兄弟でダンスを習ってくれているメンバーのお母さんがお兄ちゃんのレッスンの送迎の時に、ある日、とっても大切そうに持ってきてくれました。

 

小3の弟くんが描いた作品。

 

お世話になった校長先生の退職を知り、

食事も遊びもそっちのけで夢中になって描いた数日だったそう。

 

きっと学校で、校長先生にたくさん遊んでもらったりお話を聞いてもらったりしてきたんだろうなって感じました。

 

緻密な迷路の絵に隠されているのは

文字や動物や食べ物。

とっても細かく描かれていました。

ありがとうが、リボンにくるまれている‼んです。

 

「この絵をそのまま紙のまま渡すのでなく、

何か額に入れて、リボンをつけて

校長先生に渡してみたらどうですか⁉︎」

とご提案してみました。

 

その額に入ったこの絵を持って

校長室に向かう

彼の歯に噛んだような

少し照れ臭そうな

でも少し誇らしげな笑顔が浮かんだんです。

お母さんは、瞳をキラキラさせて

「そうします!」と言っていました。

 

彼は、自分の世界を持っていて

少しだけ自分の気持ちを上手に表現できないこともあって

ご両親は安心でないこともあっただろうけど

こうゆう世界観を持っている人。

個性とか

独創性とか

そうゆう言葉ではおさまらない

その雰囲気が私はとても好き。

 

彼は今はダンスをやっていませんが

レッスンでの関わりが少なくなっても、

こうやってお母さんが近況を伝えてくれたりするのって

すごく嬉しいなぁと思いました。

 

その時だけのものではない人の繋がりに

感謝しました。

 

 

後日、

校長室で

額に入れられた絵を持つ女性の校長先生と

親子が写る写真が送られてきました。

 

彼の気持ちが、しっかりと先生に届いたことがわかる

みんな良い顔をした写真でした

先生にとっても印象的な児童の一人として

心に刻まれていくんだと思いました。

 

 

その彼のことが

ある新聞に紹介されたと教えてくれる人がいました。

 

彼のお母さんに『おめでとう』を伝えると

とても喜んでくださいました。

この新聞の取材は、オンラインZOOMで行われたそうで

既にダンススタジオのレッスンでオンラインを経験していたこともあり

スムーズに対応できて良かった!と言ってくださいました。

 

 

彼のエピソードや、他の作品までLINEで送ってきてくれました。

 

 

かわい〜!!

 

なんて、可愛いの?

 

私が最初に見せてもらったのは、迷路の絵で

既にかなりの緻密な絵だったので

こんなに可愛い動物の絵も描けるって

ほんと、天才!!

 

他にもたくさんあるそうで・・・

お母さんは、その中でも選りすぐりのものは

綺麗に保管してあるそうです。

 

私、それを聞いてピコーん!と閃いたんです。

 

『個展を開きましょう!』

 

お母さんは、びっくりされていましたが

いや、彼はそういうことになる未来が私には見えたんです。

 

いつでも書けるようにと

学校にも専用のノートを持っていってるとのこと。

 

本人は楽しんで書いていると思うから

そこは見守ってあげて・・・

 

将来、個展を開くことになった時には

完成品だけでなく

途中作業のものとか

 

例えば

使っている鉛筆とか

短くなった鉛筆とか

そういうのも彼のエネルギーが宿っているから

見るひとの心を惹きつけるものになるかもしれないし・・・

とご提案したんです。

 

「くしゃくしゃの絵もとっときますね!

あと、彼の書く絵はとても不思議で。

動物はキレイな色で描くんだけど

人間は必ず棒です。

人間はめんどくさいと言っていました。

でも、私からすると棒人間も愛らしいです。」

と。

 

たしかに、全然違う・・・。

でも、なんて言うんだろう・・・。

心で感じているところの言語化できないサインがあるのだと思いました。

 

個展を開く時に

この時、どんな感じだったかとか

そんなエピソードも添えてもらえると

見る側も楽しめると思うから

ぜひ、彼の様子をノートに記録しておいてください!

 

ってお願いしたんです。

 

彼の個展、楽しみだなぁ〜。

私には、その映像がハッキリと見えているんです。

 

いつってすぐではないかもしれないけど

そんなに遠くもないって思うんですよね・・・。

 

『個展を開くことになりました!』

って言って、手書きのポスターとかも描いちゃったりして・・・。

 

あ〜!!!もうイメージが溢れ出るのが止まらない・・、

 

こうやって未来を描いていくって楽しいですね!

 

目指す未来がクリアに見えたから、ここは

予祝しておこう。

 

 

今日もお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

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