自分一人でやろうとするな!チーム力を頼ってみよう。

映画というのは
実は
力のある脇役が主役なんだよ。

[ 小津安二郎 映画監督 ]

 

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人生の舞台を書き換えられるようにする
Life Stageトレーナーの小澤奈帆です。

今週末のホール公演に向けての
リハーサルを先日、行いました。

実際の舞台の大きさが取れる
体育館をお借りして

フォーメーションの確認をしての
通しリハーサルです。

ホールでの出演は
2年前のスタジオの自主公演から
実に2年ぶり。

つまり
こういった通しリハーサルも
2年ぶりということです。

この1年半
数々のイベントが
お天気や世の中の流れで
中止になってきて

スタジオのメンバーは
とっても残念がっていた中で

舞い込んできたステージでの
イベント出演。

メンバー一同、
はりきって練習しています。

舞台のいわゆる右左のことを
上手(かみて)、下手(しもて)という

業界用語で
自分の出る袖幕を確認したり

立ち位置の目安を

舞台のセンターから0番1番2番と
記しのついている番号で確認したり・・・。

『いよいよ本番が近づいてきたんだな』

ということを

心で身体で感じる濃厚な練習の時間でした。

 

いつも自主公演では
保護者の、特にお母さまたちに
いろいろな役割を担って頂き
お手伝いを頂いています。

今回のイベントは
突発的なこともあり
そのような役割は
お母さんたちのご負担を減らすために
最少の方々にお願いするにしました。

その代わりに
成長した中高生のメンバーに
協力してもらいながらの
本番を迎えていきます。

と、いうつもりでいたんです。

 

ですが
この週末の全体リハーサルの時に
ある現実を突きつけられる場面が
何回もあったのです。

私(先生)一人で
ある程度の準備はできたものの

実際に
練習会場に入ってみると
ササッと
メンバーの送迎に来てくれていたお母さんたちが
お手伝いをしてくださっているのです。

衣装のこと。
舞台の大きさや番号を床に記しをつけること。

練習中に至っては
舞台係をお願いした
お母さんスタッフたちが
私が練習でメンバーに向き合っている時間に
本番の出入りがスムーズにいくように
協議をしてくれていたり

「ここはどうなっていますか~?」

と私に確認に来てくれたり・・・。

つまり
舞台(スタッフ)経験のあるお母さんたちが
率先して動いてくださっていたのです。

もう、その光景を見た時に
頭が下がりました・・・。

自分一人で
なんとかやってみよう!と思っていた

いや力んでいたんだ・・・

ということを
教えてもらった時間でした。

それは
練習の始まる前の序盤に
既に私の中で
感謝の気持ちと共に
気づかされたものであり

もう、そこからは
大信頼を置いて
委ねられるものは授けていきました。

まさに
『チーム力』そのものであり

一人で全てのことを成し遂げるのは
カンタンでない・・・

ということを感じたのです。

舞台で踊るダンサー
それを支えるお母さんスタッフ
ダンサーを応援してくれるご家族
そして、先生である私。

この全てが揃って
初めて、舞台出演が成り立っていくんだ

ということを
心の深いところでキャッチした瞬間でした。

踊るのはダンサー本人だけど
やはり
それを支える影の存在があってこその晴れ舞台。

練習に向かうまでも
それぞれの家庭で
様々なドラマが展開されています。

チャンスやチャレンジがあれば
私にもそのご報告をいただくことがありますが

多かれ少なかれ
スタジオに向かうまでには
なんらかのドラマが生まれていることでしょう。

体調のこと
気持ちやメンタルのこと

メンバーのスケジュール
送迎するご家族のスケジュール

そういった様々なことを
クリアしながら
スタジオに向かってくださっているのだと思います。

家庭で起きているドラマと
スタジオで繰り広げられるドラマ

そして
今回は、舞台や舞台の袖で繰り広げられるドラマ。
みんなそれぞれの役割に徹して
最高の主人公に輝いていきます。

一つのイベント公演を通して
共に成長できる仲間がいることに感謝。
最高のチーム力を発揮できる舞台にしていきます。

 

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